詩と女

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詩と女
Poetry and Woman

文月悠光 × micca「詩と女~残像~」
妖女  詩人  色香る  所在無いハクチ感。 線  女  浮遊間  ラフスケッチ。 21歳 言葉  肉の塊  鉛筆  ムッチリ。 夢 文字  無性  重なり。 母 記憶  見えない森 etc, etc … … … … … 詩人の文月悠光+イラストレーターのオカダミカの コラボレーションタイツ「詩と女」。 自由に解き放たれた、飛び散る文字と、 世に出る事のなかった筈の女のラフスケッチが、足で出逢う。 履いた者は、気が付かぬ間に文字と絵に体を侵略されている。 文字も絵も、線であることに気付く。 見えなかった自分のほくろ、カサブタ、傷が浮き彫りになる。 「ああ、私こんなところにアザができてたのか。」 傷は忌み嫌られる存在だが、愛おしく光ってくる。 すると、文字とほくろとの関係が、 女の目と傷の関係が、まるで空と星との関係のように、 自身の目に広がって、 あなたはポカンと宇宙に解き放たれる。 そんな浮遊感のあるタイツ。 知れば知る程、宇宙は無限。


YUMI FUZUKI / 文月悠光

詩人。1991年札幌市生まれ。2010年、詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社)で 第15回中原中也賞受賞。詩、エッセイ、書評など執筆業。ナナロク社のホームペー ジ上で詩を連載中。第80回NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞を担当する。
Her anthology, appropriate world and I trying to be appropriated won one of the honored literally prized in Japan.